医療人は第一印象が決め手です。想像以上に、大切です。

「自分の第一印象はいい!」と自信をもって患者さんに接することができる人はどれぐらいいるでしょうか。

まさか、「グローブで隠れるから大丈夫」とマニキュアなどされてないですよね?…ね?

…なんて、学校の先生かのような発言をしてしまいました。

歯科医院はコンビニよりも多いといった文句をよく聞きます。実際、駅前だけでも数件歯科医院が確認できるほど歯科医院の数は多いです。

選ばれる歯科衛生士に

そんな激戦のなかで勝ち抜くためには、一番最初に与える印象が重要になってきます。

院内の設備や雰囲気はもちろんですが、受付、問診をとる衛生士やドクターなど、人の与える印象も大きく影響します。

第一印象が悪かったところには、二度と訪れることはないのです。

行ってみた美容院がイマイチだったらもう二度と行きませんよね?だって、そこに行かなくても他にいっぱい美容院あるんだもの。イマイチな美容院に固執する理由はないです。

ですから、初診時にどんな印象を与えられるかが鍵となります。

メラビアンの法則

第一印象でよく用いられる「メラビアンの法則」は聞いたことがある人も多いと思います。

歯科医療従事者(話し手)が患者さん(聞き手)に与える影響を表したものになります。他人にどのような影響を与えるかは、以下の割合です。

視覚情報(見た目など) 55%
聴覚情報(声のトーンなど) 38%
言語情報(会話内容など) 7%

メラビアンの法則から考えると、まずは世間一般的にイメージされている”医療人らしい見た目”を目指す必要があります。

患者のコンプライアンスを左右させる

さらに、第一印象は患者さんの態度にまで大きな影響を与えると言われています。はじめの印象だけで、です。患者さんのコンプライアンスは第一印象で決まると頭に叩き込んでください。

心理学者のケリーは第一印象のフィールド実験でそのことについて実証しました。

ケリーは第一印象がいかに大事な働きをするかを大学の授業で証明しています。授業を受ける学生たちが実験参加者です。

実験当日、担当教員が休みのため、代わりの教員が授業を行うことを告げられます。そして、「先生によって授業がどう変わるのか知りたいので、授業後はアンケートに協力してほしい」と依頼。最後には、今日の教員の事前情報が記載された紙を配布されます。

詳細は下記へ。

《パターン1》
ブラウン先生は〇〇大学の卒業生。他の大学で教えた経験がありますが、この大学でははじめてです。彼は26才で、経験豊かで、結婚しています。彼をよる知る人は、どちらかというと温かくて、勤勉で、決断力があるといっています。
《パターン2》
ブラウン先生は〇〇大学の卒業生。他の大学で教えた経験がありますが、この大学でははじめてです。彼は26才で、経験豊かで、結婚しています。彼をよる知る人は、どちらかというと冷たくて、勤勉で、決断力があるといっています。

ほぼ同じ文章になっています。唯一変えたところは「温かい」と「冷たい」の部分だけ。半分の生徒にはパターン1を、残りの生徒にはパターン2を配布しています。

学生がメモを読んだあと、ブラウン先生の授業が始まりました。先生の授業が終わってからアンケートが配られます。

アンケートの結果は、温かいと書かれたメモを読んだ生徒は先生に対してよいイメージを持っていたこと。さらに、授業態度もよかったことが明らかにされました。

冷たいと書かれたメモを読んだ生徒は、悪いイメージを持ち、授業態度も消極的で発言数が少なかったのです。

第一印象が運命を変える

この結果から、第一印象がいかにその後の運命を変えるのかがよくわかるかと思います。

医療人は特に「清潔」といったイメージを持っている方が多いです。そこで清潔とギャップのある身なりだと印象はガタ落ち。当たり前のことですが、身だしなみには気をつけましょう。

ボサボサすぎても、キラキラすぎてもいけないですよね。おしゃれをするなら”さりげなく”がモテ女子・モテ歯科衛生士の秘訣。

勉強した知識を披露することも素晴らしいことです。しかし、まずは患者さんが素直に話を聞いてくれるように気を配ることが必要になります。

ステキ歯科衛生士になるために、第一印象をよくする努力から始めてみてはいかがでしょうか。