歯科衛生士のみなさん、まだやることやらずに携帯いじって時間を消耗しているんですか?

「Youtubeで動画見ていたらもう寝る時間」
「インスタ開くと他のみんなは楽しそうにしてて羨ましい…」

勉強や追われている課題をやらなきゃいけないのはわかっているんですよね。でもそういうときに限って面白い動画にはまったり、普段はあまり気にしていないのに妙に部屋のホコリが気になって掃除を始めたらはかどったりすることはよくあります。

すべきとわかっているのに別のことを始める理由

試験前夜にわざわざ自ら不利な状況をつくり、やるべきことから目をそらしてしまうことを獲得的セルフ・ハンディキャッピングといいます。

これは失敗したときに「自分はだめなんだ…」と落ち込まないようにするための現象です。あえてハンディキャップを与えることで、失敗しても成功しても自分を守ることができます。

失敗→「昨日は別のことをしていたから」と他のせいにして言い訳ができる

成功→「ハンディキャップがあったのに成功した」と自己評価を上げることができる

また、テスト直前にクラスメイトと話していると勉強をしていないアピールをする人はいませんでしたか。

「私、全然勉強しなかった~!だから今日の生理学のテストやばい」
「私も微生物とか意味わかんないから勉強しないでテレビ観ちゃった」

こんな会話もよく聞きますよね。どれだけ勉強をしていなかったか合戦が始まるのです。

テストの前なのに、”勉強していない人”は本当にそれだけ多いのでしょうか。

実際のところ、そういう人に限ってしっかり勉強していてテストの点が良かったりもします。テストの返却日、言っていたことと結果が違うとちょっと裏切られた気がしますよね。

実は、これにもワケがあります。

・自分のことを守るため
・友人が自分の評価を落とさないようにするため

試験に自信がないとき、実際に結果が悪かったらどうでしょうか。自信たっぷりでいたにも関わらず、点数が悪かったら恥をかきますよね。

「勉強は一応したけど、自信満々にして点数が悪かったらどうしよう」という心理が働くために、こんなやりとりが起こるのです。

これを主張的セルフハンディキャッピングと言います。

セルフ・ハンディキャッピングの実験

バーグラスとジョーンズはセルフハンディキャッピングの実験を行いました。

実験参加者は「知的になれる薬を飲んで、薬の効果があるかどうかをみる実験です」と言われます。

最初の問題では半分の人には誰でも解ける簡単な問題、もう半分の人には解答不可能な難しい問題が出題されました。テストが終わったあと、実際の結果には関係なくどちらの問題を問いた人にも「点数がよかった」と伝えます。

2回目のテストの前に薬を服用するのですが、2種類の薬が用意されました。ひとつが頭の良くなる薬、もうひとつが頭の悪くなる薬。その説明を聞いた上で、参加者にどちらかを選んでもらいました。

すると、簡単な問題だった参加者は頭の良くなる薬を選び、難しい問題だった参加者は頭の悪くなる薬を選びました。わざわざ頭の悪くなる薬を飲んだのです。

これは、できた自信がないのに点数がよかったと告げられたために起こりました。

参加者は「前回はまぐれでよかったけど次はどうなるかわからない」といった不安を持っていますよね。テストの内容には自信がないので自らハンディキャップを与え、薬を言い訳にできる逃げ道を作ったのです。

セルフハンディキャッピングが起こると環境や他人の責任にして、自分自身と向き合うことができません。また、やる前から失敗を予測しているためにやる気が失せ、向上心がなくなってしまいます。

毎日コツコツ進めよう

しかし、これらは試験ややるべきことに自信がないとき起こります。言い訳もしなくていいぐらいもっと前から手を付けていたらこんなことにはならないんですよね。

まとめてやろうとすると負荷がかかるため、よりやる気が削がれます。走り始めは多くのエネルギーを消費しますが、一度軌道に乗ればその後は楽になりますよね。ですので、悪い循環になる前に日頃からコツコツ進めていくことが大切です。

そして、自分自身にリミッターをかけないこと。こういったことは、ほとんど気の持ちようです。「できない」と思っているとできることも本当にできなくなってしまいます。

マイナスのループに陥っているようであれば一度リフレッシュをして、気持ちをリセットさせましょう。

やるべきことに目をそらさず、自分自身としっかり向き合ってくださいね。